« 広告コピーシリーズ「日本料理店」割烹 多かぎ | トップページ | 広告コピーシリーズ「日本料理店」懐石料理 つきじ田村 »

2021年7月27日 (火)

広告コピーシリーズ「日本料理店」日本料理あしび

日本料理 あしび
Photo_20210727121301

濃い色に塗られた梁と柱が直線を構成する美しい模様を描きながら天井まで組み上がっている。古い日本の民家を模したというインテリアは、高層ホテルの中には珍しい拵えに違いない。強い民芸調ではないが、海外からの宿泊客にも旅情を誘うのに十分な情趣がある。十三年前にホテル直営のレストランの一つとしてオープンした当時は全国の郷土料理を提供しようというはっきりしたテーマがあったが、その後自然に懐石のコース料理が主体になって、今日に至った。
ただ、全国の地酒のメニューが豊富なことと、いまでも年に何回か期間を区切って行われるイベントとして、そのテーマは生きている。
「地方へ出かけて調理方法を研究したり、食材の手配をしたり、テーマが決まると、忙しくなります」と調理長の八住英雄さん。開店間もないホテルの厨房に入って、すでに二十年、その間西ドイツで行われた料理オリンピックに日本代表で出場するなどの活躍をしてきた実力派の料理人である。
食材で器を作り、それに盛り込むというのが得意とする料理の一つで、写真左の木の葉皿がそれである。焼売の皮を器の形に整えて、それに沢蟹と小茗荷、子鮎に蓼、しらうをに華穂の揚げ物をのせてある。子蛸のゼラチン質を利用した煮こごりは珍しい料理で、添えてある空豆と蕨がいっそう春らしい雰囲気を醸している。いっしょに煮込んだ大根を敷いてあるが、繊維が見えるまでに透明な仕上がりに、作った人の繊細な人柄が表れているように見えた。
二十人以上の若い人たちを率いているが、やはり大切にすべきは季節感であり、自分で様々に工夫することだと教えているという。また封建的言われるこの世界にあっても「実力は評価する姿勢が大事」という後輩思いの一面も見せてくれた。

 

| |

« 広告コピーシリーズ「日本料理店」割烹 多かぎ | トップページ | 広告コピーシリーズ「日本料理店」懐石料理 つきじ田村 »

広告コピーシリーズ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 広告コピーシリーズ「日本料理店」割烹 多かぎ | トップページ | 広告コピーシリーズ「日本料理店」懐石料理 つきじ田村 »