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2018年1月 3日 (水)

正月のTVは最悪だ!

暮れに罹った風邪が治らず、不快な正月を過ごしている。

TVの正月特番は、ほぼくだらないので見ないことにしているが、たまたま夜中に起きたら、人をだまし、落とし穴に誘い込んで、落ちたお笑い芸人を笑うというのをやっていた。芸人にはCMの撮影だと嘘を言ってある。何故そんな嘘をつくのかと言えば、通常の番組出演料なら数十万円程度だが、CMとなれば数百万円から上は一千万円台までにもなるから出演者が期待するからだ。張り切った末に、穴に落ちてCM話も大嘘の罠だと知った瞬間の表情をとらえて楽しませるという趣向だ。

落とし穴は、砂地を二メートルほどの深さまで掘って脇壁を固めた本格的なもので、重機を使って入念に仕上げないとできないものだ。

芸人を穴に誘導しても、なかなか都合良く落ちてくれない。さんざん連れ回してようやく落ちると芸人は何が起きたか気づいたあと、案の定、頭の片隅にあった札束が消えたという顔をする。それで一同がゲラゲラ笑うのである。

これを二三人やったあげく、今度はスタジオのステージにつくった落とし穴に、芸人を欺して立たせ、床を二つに割って落とすのだが、観客にはステージの下の空間が見えている。

落ちた瞬間僕には、公開絞首刑のように見えた。

落とし穴という悪ふざけはあってもいいが、欺された者を笑いものに仕立て、その心を一顧だにしない、こういう暴挙を子供も見ている公共の電波を使ってやっているのだ。

この番組の企画書を書いた者がいる。そして、それを面白いと思ったTV局の幹部がいる。その企画書を現場で制作するディレクターがいる。重機を手配して穴を掘らせ、丹念に落とし穴を仕上げた何人もの人間がいる。人を欺してそれを大勢で楽しむための、なんという暗い情熱!

こういう情熱を僕は心から憎む。

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映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

このような形での宣伝大変失礼します
劇団みなみの畑岡というものです
この度3/23~25の期間、新宿で公演を打つことになったのですが、劇作に時間をかけすぎたため製作面をおろそかにし、客席の空きに絶望しています。
もし都合がよろしければ、ぜひ見にいらしてください。

以下は今回の見どころです。👀

タイトル「汚れた空をかいくぐり」

今作品はAIに支配された世界の中において、立ち向かう者共の姿を描いた作品となっております。

-あらすじ-
「我々の未来は宇宙にある」
数年前、ロケットの打ち上げを予言した彼は今、危機に直面していた。
彼がロケットの撃墜を予言してしまったためである。


劇は一幕の場転、暗転一切なし、演劇の真髄である生の空間を描いたストレープレイです。
また、劇的な作用を構造として駆使し(アリストテレスがオイディプスで述べている発見と逆転)緻密に組み立てたものとなっております。

タラタラとここまで書いて来ましたが、今回の見どころを一文で伝えるのであれば

「重厚な構造的笑いと、感動を学生2000円一般2500円で120分味わえる作品です。」

*そんなものはプロレベルだ、反吐がでる!と思いましたら、脚本のデータをお渡しいたします。ただ、舞台の上と紙の上では踊るモノが全く異なるということだけは肝にお願い致します。


各劇団から度々私の元にくる宣伝文句がテンプレで温かみのないものであったので、ひにくれた宣伝をしてみました。気に障りましたら大変申し訳ありません。晒し者にしてください。
もし、来られるのであれば連絡を頂きたいのですが...
来られない、興味がない場合は【返信は一切不要】です。
*しないで欲しいといったわけではありません🙇


場所
新宿シアターミラクル

料金 学生2000円 一般2500円
日時
3/23 18:00
3/24 13:30 / 18:00
3/25 13:30 / 18:00

ご検討のほどをおねがいいたします。


そして、ここから先は本公演にかける思いです。
*これ以降本公演に必要不可欠な情報は一切ありません。

つらつらと書いていくので好奇心または粗探し暇つぶし程度に読んでいただけると嬉しいです。
本来はこう、手紙といった感情を伝えられるもので書くべきですが、私の字はきたなく読みにくいので不快感あたえてしまいます。綺麗だとしても当然住所も知りません。むりです。なのでiPhoneに頼らざるおえません。
以下

今、演劇界に限らず表現の場において戯曲力の低下が著しい...と私は勝手ながら思っております。
それは消費されるエンターテイメントの副作用から、60年代70年代のアンダーグラウンドや野田秀樹、つかこうへいなどといった演劇ブームの背景にあった時代の圧が今は乏しいから、そして、身体、演出的なもので演劇界が満足しつつあるからだと.......誰のトラかも分からない威を借り、私は思っております。
私はそれが悔しいというか、みていられないので、では己がやってやるという意気込みであります。
その手始めが今回の作品であります。


.........これ以上書くとヤバイ領域に入ると思ったので、自粛致しますがお気に頂けたのでしたら、演劇をやるのもとして語らいましょう。
自己満足の言葉だけ取り繕ったクソ野郎と思いましたら、20歳の若造のいたりだと思ってご容赦ください。


DMで遊んでいると思われてしまったのでしたら大変申し訳ありません。もうここまでにいたします。

ここまで読んでいただいき誠にありがとうございました。


投稿: 畑岡完紀 | 2018年3月15日 (木) 18時47分

コメントいただきありがとうございます。このところ更新していなくて、今日3/22夕方メールを拝見しました。返信遅くなって申し訳ありません。
急なことで、すでに予定があり、公演に伺うことが出来ないのは残念です。
先日、新国立劇場「プライムたちの夜」(宮田慶子演出)を見て、劇評を書くこともないと思ったものですから感想はツイッターで済ませました。アンドロイドの話です。また、今日更新したこのブログも偶然AIについてでした。ご一読いただければ幸いです。
「重厚な構造的笑いと、感動」がどんなものか、ちょっと想像つかないのですが、公演の成功をお祈りいたします。

投稿: 隆一郎 | 2018年3月22日 (木) 19時11分

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