「情婦」いや「検察側の証人」
ビリー・ワイルダーの「情婦」という映画が、面白いというので、DVDを借りてきた。タイロン・パワーとマレーネ・デートリッヒという豪華なキャスティングでビリー・ワイルダーと来たら面白くないはずはないと思ったが、何しろ古い映画なのでひょっとしたら見ていたかも知れないと少し心配だった。
それにしても「情婦」というタイトルはどうだ。アガサ・クリスティの原作にそんな題名はないと思うから、映画屋が付けたものだろう。そこで、タイトルのところで注意してみていたら、なんと「Witness For The Prosecution」つまり、「検察側の証人」というのであった。
それにしても「情婦」というタイトルはどうだ。アガサ・クリスティの原作にそんな題名はないと思うから、映画屋が付けたものだろう。そこで、タイトルのところで注意してみていたら、なんと「Witness For The Prosecution」つまり、「検察側の証人」というのであった。
それなら知っている。昔、舞台で岸恵子がやったのを見ている。どういうわけか記録から抜け落ちているが、確か「ル・テアトル銀座」がまだそういう名前になる前の劇場で見た記憶がある。たぶん80年代の終わりか90年代初めのことだったと思う。岸恵子の姿だけはかなり鮮明に残っているが、あとの記憶はすっかり消えている。どうしたことか?おそらく、舞台は大して面白くもなかったのだろう。映画は、老弁護士のチャールズ・ロートンが退院して看護婦付きのままオフィスに戻ってくる所から始まるが、その場面に記憶がなかったので、見ていないと直感して一安心した。
Officeにご帰還されて、依頼人に会うところまで、さすがに、ビリー・ワイルダー、間髪を入れぬ、濃厚な演出で、依頼を受けるか受けないかはらはらさせながら、以降観客を物語の中に引き込んでいく。
デートリッヒの存在感はさすがに圧倒的。
法廷劇として非常に面白い映画に仕上がっていた。
お薦めの作品です。
舞台「検察側の証人」は、なぜ面白くなかったのだろう?たぶん岸
Officeにご帰還されて、依頼人に会うところまで、さすがに、ビリー・ワイルダー、間髪を入れぬ、濃厚な演出で、依頼を受けるか受けないかはらはらさせながら、以降観客を物語の中に引き込んでいく。
デートリッヒの存在感はさすがに圧倒的。
法廷劇として非常に面白い映画に仕上がっていた。
お薦めの作品です。
舞台「検察側の証人」は、なぜ面白くなかったのだろう?たぶん岸
恵子が悪女には見えなかったせいかもしれない。
ここまで書いて、前に見たのはいつ頃かと調べていたら、なんと、現在、浅丘ルリ子でやっているようだ。しかもル・テアトル銀座で、ドサ回りもしているらしい。これは宣伝になったかも知れない。
他のキャスティングは風間トオル、鶴田忍、菅野菜保之、松金よね子、渡辺徹、伴美奈子、石村みか、高嶋寛、紘貴
他のキャスティングは風間トオル、鶴田忍、菅野菜保之、松金よね子、渡辺徹、伴美奈子、石村みか、高嶋寛、紘貴
石村みかがこんなところにいたなんて。
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